齋藤一徳の現代アート評論

齋藤一徳がアートを読み解く

齋藤一徳がアートを読み解く

私の中でアートとは「アーティストの感情や感覚を表し、表現すること」だと思う。

 

まず利益のためではない作品こそアートだ。
多くのアート作品は利益のために制作されたわけではない。ある意味純粋にアーティストの感情や感覚を表現している。創造するために思いを巡らし、その作品が販売されたとしたらとても良い事ではあるのだが作品で利益を生むということは一番の目標ではないだろう。

 

 

そしてアーティストは何かを創造するとき、ターゲットとしているユーザーについて深く考えたりしない。「この年齢層にハマりそうだ」などと考えず、思いの丈をぶつけるものこそアートではないだろうか?

 

 

それがいいアートであろうとなかろうと、アートは主観的で「美は見る人の目の中にある」という有名なことわざがピッタリと当てはまるようにターゲットとなる特定の人物は存在しない。誰かが作品を見て絶賛したとしても、他の人もそう思うとは限らない。
目には見えない「センス」や「感情への共感」などでアートは成り立っていると私は読み解く。

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